【よるのうた】light my fire/the doors と 村上RADIOの話

 

何年ぶりでしょうか、テレビの前で座して待つようにワクワクとしたのは。

 

ぼくが小学校の頃はまだ90年代で、インターネットが普及し出していたけど、その反面ブラウン管のテレビだってまだ現役だった。すくなくともぼくの家では。まだまだスマホの時代ではなく、今で言うガラケーをみんな使っていた。メディアといえばもっぱらテレビで、ゴールデンタイムのチャンネルはいつでも争奪選だった。(おおかた父が野球中継にしてしまうのだが)

だから仕方なくビデオテープに録画したりしていた。今のように同時に何本も録画したりなんかは、できなかった。

ぼくは小学校の高学年になるとプロレスにハマり出し、よく深夜放送を予約録画して見ていた。学校を終え、ビデオテープを巻き戻し、再生して見たあのドキドキは忘れられない。いつもお化け屋敷に入る前みたいな、「これからトンデモナイことを目撃するんだ」みたいな気分だった。

でもそれ以来、そんな気分で何かを待ちわびた記憶はあまりない。約束よりも準備が早すぎて、そわそわするようなことです。

でも今日は久しぶりにそんな気分を味わえました。

せっせかと細々したことを済ませて、ご飯の準備をして、ビールを冷凍庫に入れて、万全の体制を整えた。それでも時間が余ったから、6畳しかない部屋をうろうろして、カバンの掃除をしたりして時間をつぶした。

 

番組が始まる10分前に餃子を焼いて、3分前に缶ビールを開けた。

 

そうやって待ちわびることって、大事ですね。と、今日思いました。だって楽しいですもん。だからもっと積み重ねを大切にして、そんな楽しみをふやしたいなあって思いました。今もっと思いました。

 

番組の中で印象的だったくだりは「もし神宮球場でぼくがバッターボックスに立つとき、流すなら“Light my fire”です」でした。村上春樹はヤクルトファンで、昔千駄ヶ谷付近でお店もやっていた。いろんな思いがある場所みたいです、神宮球場は。(今ぼくはそこで働いてる訳なんですが)なんせまだ外野席が芝生だったころ、寝転びながら観戦していた時に“ふと”小説家になることを決意した場所ですから。一体どんな具合にだったのか、まったく想像もつきませんが。

でもぼくもこういった類のことを考えるのは好きなので、ちょっと考えてみました。直感的に思い浮かばなかったから条件を絞ってみました。パッと思いついたのは、

・奮い立たせられること

・暗くないこと

・短い時間でも満足いくこと

です。これらを満たしながらも、もちろん大好きな曲。と、さらに考えましたがうまく思いつきませんでした。まだ生活が足りてないみたいです。さみしいなあ。ただこれが愛知県体育館だとしたら「heyhey,mymy」なんかなんだけどなあ。。。

 

でもこうして今の時代にラジオをこんなに楽しめるなんてこれは確実に村上春樹のいうところの「小確幸」のひとつです。(変換予測で出てくるから驚きです)

ぼくはこの「小確幸」という考え方が大好きで、なるべく見出そうとこころがけています。

ほかに例えるなら、毎日のコーヒーをきちんと蒸らして煎れる、とかね。

結構いいもんです。簡単に ー例えば寝坊とかー で崩れてしまうんですけどね。

 

 

というわけで、今夜は村上春樹のテーマソング?である「light my fire」を早速ぼくはぼくで紹介します。

 

今回はyoutubeに公式にアップロードされてるものがありましたので、こちらから最後まで聴いていただけます。
Youtube
https://youtu.be/6O6x_m4zvFs
音楽サービスを使われてない方は、AmazonのURLから視聴・購入することもできますので、ぜひ聞いてみてください!
Spotify
https://open.spotify.com/track/5uvosCdMlFdTXhoazkTI5R?si=y17yg-d7RpG-1sCvYtjCuQ
AppleMusic
https://itunes.apple.com/jp/album/light-my-fire/639380930?i=639380948
AWA
https://s.awa.fm/track/19e71f12e8d58e719354/?playtype=copy_track&t=1528365963
Amazon(視聴)
https://www.amazon.co.jp/dp/B009UYQ9G6/ref=cm_sw_r_cp_api_hEUzBbD62A9B4