【よるのほん】ノルウェイの森/村上春樹

 

ぼくが人生で初めて読んだ長編小説がこの「ノルウェイの森」です。何で読もうと思ったのかはよく覚えてませんが、家にはそこいら中に本が散らばっていたので、興味さえ沸けば読むものはいくらでもありました。

その中でも例の緑と赤の表紙が目についたのか、中学二年かそこらで手に取りました。なんせ初めて読む小説だから仕方ない気もするんですが、何ページか読んで「まわりくどいなあ」なんて思ってたなあ。なんだか描写が多くてちっとも話が進まないじゃないか!と、何回も途中で読むのをやめてましたね。

それでもなんでかトライし続けて、なぜだか(ほんとになんでだろう)ある日突然読むのが止まらなくなり、読み切ってしまったんですね。

 

それからいろんな本を読むようになりました。ただ何かを始めるとすぐに「こうでなきゃいかん!」と謎の観念をすぐ抱いてしまうぼくは、あれも読まなきゃ、これも読まなきゃと思い込み、読みきれないものも無理して読もうしたりしてたので、「本を読む」という行為から遠ざかることも結構ありました。

でもそんなときでもノルウェイの森は繰り返し読んでました。

世間では当時から賛否両論あったみたいですが、なんせぼくは初めて読むものだったので、なんかもう無条件に好きです。古本屋にハード版があったりすると、なんか買いたくなっちゃいます。

 

何度も繰り返し読んでので、すぐにその世界の光景が頭に思い浮かぶます。煙突の煙とか、直子の治療先の小屋とかね。そうゆうのを思い浮かべると「ああ、本を読んでてよかったなあ」と思いますね(今思いました)

ちなみに映画は5分くらいで見るのをやめてしまいました。

 

一応URLも貼っておきましょう。僕は図書館で読みますけどネ。

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ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/B0047T7QXO/ref=cm_sw_r_cp_tai_dEhwBb4H5F2S1